この間、シューズを買った「Onitsuka Tiher 表参道店」ではとってもよい香りが漂っていることを発見しました‼︎

グレープフルーツの香り‼︎

エアコンの吹き出し口から漂ってきます。

店員さんなに聞いたら、二ヶ月くらい前から始めたそう。

そうそう!こうこなくっちゃ。香りはこうやって使えるの。

さんさんと光の入る広い空間に革張りの大きなソファが置かれ、元気いっぱいのグレープフルーツの香りが漂って、とてもリラックスできます。

 

さて、私は「エアアロマ」という会社が好きで、できることならここで働きたいと企てていました(出来るなら今も)

ブランドの空間にアロマを融合させて、香りの空間作りをしている会社で、香りのマーケティングをしています。

 

このような空間にアロマを体験できる身近なところでは、JR大宮駅のエキュート側にある二箇所のトイレが良い香りに包まれています。もちろん、男性トイレも(入ったことはありませんが)。そして、香りのブレンド内容も記されてます。

 

ここでいうアロマの香りとは、植物だけが原料のピュアなエッセンシャルオイル(精油)のこと。人工的な香料ではありません。エッセンシャルオイルは揮発性の物質なので、時間とともに香りが空気中に飛んで残らないのも自然の良さ。一方、化学的に合成された柔軟剤などの香りは保留材を入れていてカラダにも悪影響が。香害(こうがい)として問題にもなっています。

 

このエッセンシャルオイルをデュフューザーを大きくしたような機械で天上などから、エアコンから出る風のようにぶゎーっと漂わせるやり方が空間でのアロマテラピー。

今や香りはマーケティングの一部として、企業のイメージ戦略に使われています。

もっとも効果の高いブランディングは嗅覚ブランディングであると、マーケティングの本にも書かれています。

 

「Onitsuka Tiher 」のイメージ戦略はグレープフルーツ(他の香りも混ざっていると思いますが)なのでしょうか?

話はそれますが、柑橘系の香りは一般的に好まれ、特に日本人は好きだそうです。

スイートオレンジ、レモン、ライム、ベルガモット、マンダリン、柚子・・など精油としても色々ありますが (食品としてはもっともっとありますね) 香りとしてもそれぞれの個性があります。

例えば、オレンジスィートの香りからから連想するのは、幼い子どもや少女などの若さ、明るさ、太陽、穏やかさ、甘さ、元気など。

ベルガモットになると、年齢は少し上がって落ち着きのある香り、渋さが加わり、男性というイメージもあります。

グレープフルーツは、強さ、攻撃力といったイメージも加わります。

同じ柑橘系の精油でも、イメージや効果は様々です。

そのブランドにあった柑橘系の香りがあるはずです。

「Onitsuka Tiher」のブランドイメージはまさにグレープフルーツがぴったりでした。

 

また、嗅覚ブランディングという観点からは、スターバックスのお店に漂うコーヒーの良い香りは、意識的に流しているのだとか。

エアアロマのやり方かもしれません。

 

このように、ショップ、イベント会場、ショー、病院、施設・・など、広い空間で、独自の香りを創造して展開するという使い方、作り方にとても興味を惹かれます。

前職がインテリアステンシルデザイナーだったせいかもしれません。ホテルやレストラン、ショップの壁や天井・床など、大きく広い空間にステンシルの技法で絵を描いていました。

ステンシルは古くはアーリーアメリカンなどで壁紙ができる以前に型を使って手描きをしていた手法のこと。壁や床、家具、布などに描いていました。日本ではクラフトとしてステンシルの型も売られていて90年代に流行りました。

その頃、私はクラフト用の型のデザインもしていましたが、会社が空間でのステンシル施工を始めたのでそちらの仕事がメインになりました。

ホテルやレストラン、お店の壁や天上、床などにオリジナルのステンシルを書くというスケールの大きな仕事はクリエイティブかつダイナミックで楽しかったです。作品が数年間は残り味が出てくるのも楽しみでした。

そんなわけで、空間での香りの仕事は惹かれます。

そのためには、ブレンド技術や、沢山の精油を知る必要がありますから、もっともっと勉強もしないとなりませんね。

でも、楽しいですし、好きなことがあるのは幸せです。

Wooden box full of grapefruits

Wooden box full of grapefruits